情熱があるかぎり

 4月22日、今日長谷川音楽教室ギター科の23回目の発表会があり、今年も出演。
 そして今年も満足な演奏とはいかなかった。
 演奏した曲は、スペイン民謡の「聖母の御子」。
 大変美しい曲で、バルセロナのサクラダファミリアが完成の時にはあの塔の鐘が、この曲を奏でるのだとか。
 今回、短い曲ということもあって、いつにもなく練習したとは思うのだが、本番になると、練習では、ほとんどしないような、ミスが出てしまった。
 それでも聞いていた妻は、昨年までよりはよかった、とのこと。
 演奏していてストレスを感じるようでは、まだ音楽の状態ではない。
 音楽を感じられるようになるまで、練習すべきだと、反省するが、中学生のころからギターを弾いているのに、これからそこまで弾けるようになるのだろうか。
 この演奏会には、10年以上毎年参加しているが、小学生や中学生だった人たちが、高校生になり、成人してもギターを続けている。
 高齢になってギターを始めた方が難しい曲に挑戦している。
 ほかの人達もみんなうまくなったなあと思う。
 ギターをうまく弾きたい、音楽をやりたい、という情熱があふれている。
 もっと弾けるようになりたい、という気持ち、情熱があるうちは、頑張れるかもしれない。
 さて、来年は何を演奏しようかな……。

多摩川の春の風物詩マルタウグイ

‘18年3月26日
 今年もマルタの季節がやってきた。
 先週、桜の開花を誘う好天気から寒の戻りのあった曇りの日に、今年初めて多摩川に行ったのだが、その日は、魚の姿はどこにも見当たらなかった。
 先週はたくさんいたんだけれど、と同じようにマルタ釣りに来たフライマンは言っていた。
 昨年とすっかり川相が変わってしまい、どこがポイントなのか、全くわからなかったが、魚がつく場所は分かった。
 そして、桜が満開の今日、多摩川に、6時頃到着。
 ポイントには誰もいない。ウグイ
 川が、魚影で黒くなるほど魚が群れている。浅瀬ではペアリングが始まり、水しぶきをあげている。
 はやる気持ちを抑えつつ、竿を出す。
 しかし、たくさん魚がいるというのになかなかかからない。
 何とか最初にかかったのは、マルタウグイではなく婚姻色の美しいウグイ。  マルタウグイ
 最初のうちは、ぽつぽつと口にかかるマルタウグイとウグイが交互に釣れていたが、スレでばかり釣れるようになった。
 結局12時半頃30匹を釣ったので、納竿した。30匹のうちウグイが14匹。こんなにウグイを釣ったのは初めて。
 隣でウグイを釣り上げた人は、水中カメラでウグイのアップを撮影し、婚姻色の美しい映像を見せてくれた。
 ウグイの婚姻色はきれいだね、まるでエル・ドラドみたいだと話していた。この間のNHKの番組「怪魚釣行」をこの人も見たのかな、と思う。
 管理釣り場の尻尾の丸くなった魚ばかり見ていると、ヒレピンピンの婚姻色をはなつ魚を見ているとほんとに新鮮だ。
 10時ころまでは、河原には誰もいなかった。かつて死の川と言われた多摩川だが、今、都会の川とは思えないほど水は澄んでいる。魚はあふれている。こんな環境を独り占めできる贅沢。
 だが、思ったようには釣れない…。
 毎年のことだが、口を使ってくれないのだ。今年は、BSの釣りで、フライを魚の鼻先に送り込むことができるので、口にちゃんとかかるだろうと思ったが、昨年までと変わらない。
 フライのサイズが大きすぎるのだろうか。今思いつく対策はそれくらいかな……。
 誰かいい対策を教えてくれないかな、と思う。
 また多摩川に行こうと思う。今度は、口にかかった魚が沢山みられるといい。

原点

今年も故郷の香川県善通寺市で正月を迎えた。
 実家で母が一人で暮らしているので、毎年、年越しは実家に帰る。
 あてもなく散歩する。行ったことのない場所へ出ると、空海が山頂から飛び降りた、という我拝師山を背景にこんもりとした美しい形状の小さな丘のようなものが見えてくる。
古墳だった。
「王墓山古墳」 このあたりに古墳群があるらしいということは知っていたが、子供の頃にはこんなものがあるとは聞いたこともなかった。
 説明文を読んで納得。昭和58年に発掘調査が行われその後復元されたものなのだ。
 我拝師山と反対方向には、見なれた飯山(讃岐富士)が晴れた寒空にはりついている。
 この古墳に葬られた人がどんな者だったのか、その時代の暮らしがどのようなものだったのか知る由もないが、この青空や、山の風景はほとんど変わっていないのではないか、などと考えた。
 子供のころ見たこれらの風景は、変わらない。
我拝師山を背景にした古墳 古墳から飯山を望む
 
昨年、何年かぶりで、アケタ、オカリーナ祭りへ行った。
 毎年出演しているオカリナ演奏の師匠山本千恵子先生のステージを観に行ったのだが、相変わらず、アケタの店は、昭和の雰囲気が色濃く漂っていた。
 変わらないアケタの店だったが、現社長の明田川荘之氏の母上、日本のオカリナの創始者、明田川孝氏の妻、カツさんが98歳で昨年亡くなられた、ということだった。亡くなる直前までオカリナを作り続けていたとのこと。
 初めて手にしたオカリナはアケタのG菅だった。僕のオカリナの製作の原点はアケタ。いや、僕だけでなく日本のオカリナの原点はアケタ。
 自分の原点を大切に忘れないように、今年もさらに成長できるようにしたい。

秋川湖 ボトムスキャン

にぎわう秋川湖  今年は、釣りに行こうとすると天気に恵まれない。忠類川もそうだった。
 台風が通り過ぎて、10月25日、忠類川で同行させていただいたMさんと秋川湖へ行く予定だったのだが、弱雨の天気予報が、朝から本降り、急きょ中止。
 それで、2日後の今日、27日秋川湖へ電車とバスと送迎の車を乗り継いで、11時から5時までひとりで釣行。
 今日は快晴、釣りにはどうだかわからないが、気持ちいい。
 ウイークデーだというのに、たくさんの人が来ていた。台風とその後の悪天候で来られなかった人が来たのだろうと思う。
 貸しネットをあてにしていたら、全部出払ってない。
 午前で帰る人がいたので、何とか使えたけれど…。

 秋川湖には、バックスペースを十分にとってある「フライ優先エリア」がある。ルアーの人は、フライの人を優先するように看板が出ている。
 こんなに混んでいるのだからフライの人ばかり……ルアーの人の方が多いじゃないか!
 健常と思しき若者が多く座っている電車の優先席と同じようなもの。
 フライやりますからどいてくださいとはとても言えない。そっと割り込ませてもらった。

コンディションのいいニジマス38㎝ 今回の主な目的は>BS(ボトムスキャン)の釣りを試してみること。
( BSについてはループトゥループのHPKNOWLIDGEや杉坂研治さんのHPを参照)
 この釣り方は、重い(沈む)ラインかオモリをつけたラインの先に浮力のあるフライをつけて、ラインを着底させてから引いてくる、という方法。
 最大の魅力は沈んだラインの先から出ているハリス(リーダー、ピペット)の先に浮力のあるフライがあるので、ハリスの長さによって底からのフライの距離が保たれる。つまりレンジ(棚)をキープできるといということ。
 浮をつけて水面からフライをつるしてもレンジキープはできる。
 しかし、ぶら下がり状態、立った姿勢のフライには、魚はほとんど口を使わない。
 魚が主にフライにアタックするのは、沈下している時である。するとあるレンジを泳いでいる魚の目に留まる、あるいはの鼻先をフライが通過するチャンスは極めて少なくなる。
 沈下していくフライを追いかけるほど活性がいい時にはこれでもいいのだが、底の方に定位しているような場合には、そのレンジをフライが少しずつゆっくりと移動していく方が釣れるチャンスは多くなる。
 
 今回初めてこの釣り方をやってみた。
 6番のスイッチロッド、スカジットライン(フローティング)の先にシンクティップ(クイックダイバー)をつけたラインシステム。これは、 忠類川サーモンフィッシングのラインシステムと同じものだ。
 しかしフライラインは今回やってみて、やはりシンキングラインの方がやりやすいかもしれない、と思った。
BS用フライ
 フライは、主にフライフォーム(HVAスポンジ)をフローターに使い、鹿皮を使ったオリジナルフライ、「とんがりくんF」と杉坂研治さんのフライを参考にしたエッグヤーンや、犬の毛、百均で買った羊毛などを使ったストリーマー風のもの。
 浮力がなければ、この釣りは全くできなくなるが、フローターの量とフック、マテリアルのバランスが重要になってくる。大きすぎるとシルエットがおかしくなる、小さすぎると沈んでしまうのだ。
 最初は浮かんでいても時間がたってマテリアルに水がしみ込んでくると沈む場合もあった。
 また、なぜか釣れてくる魚が、フライを飲み込んでいて、フックを外す際にフローターをつぶしてしまうということが度々あった。
 今回の釣果は12匹(40㎝近い魚が多く、ほとんどが30cm後半コンデションはすこぶるよく曳きもよかった。)だったので、よく釣れるかどうかはわからなかったが、活性のあまりよくない中で、釣れることは分かった。
 この釣りは、主に湖などの止水で使われるらしいのだが、僕は、忠類川や、多摩川のマルタウグイ釣りで、この方法を使おうと思っている。
 理由は、ベタ底ではこれらの釣りはできない。川底20㎝魚の鼻先にフライを通すにはこの方法がベストではないか、と思うからだ。
 来年の多摩川が楽しみだ。

オカリナを補修して……

金継ぎ風補修オカリナ2  ここのところ、割れたオカリナの補修を頼まれることが多くなった。
 以前にも書いたが、自分の作ったものでないオカリナの内部が覗けて、補修の結果が楽しみなので、好んでやらせてもらっている内部を覗いていると本当に勉強になる。
 あるオカリナ製作者は、気になるオカリナがあると購入して、割って中を調べる、と言っていた。
 しかし、手塩にかけるようにして作られたオカリナを破壊することは僕にはできない。
 愛用のオカリナを割ってしまった落胆は、何とも言いようのないものだ。
 それを復活させることはオカリナづくりをしている者にとっても喜びであり、救いになる。
 近いうちにオカリナ補修の受け付けをHPで一般にも広げようとも思っている。

 そんな中で、やはりそうだったか、と確信したことがある。
 オカリナの音は、ほとんど歌口づくりにかかっていると長い間思っていたのだが、最終的に音質を決めるのは、オカリナの材質(粘土、焼成温度、厚さ)やオカリナの形だということ。
 火山久氏が、オカリナの土を求めて全国を廻ったと聞いたことがあるが、今は納得できる。

金継ぎ風補修オカリナ1 MORI OCATRINAは響き系と言われている。この響きを作っているのは、ボディーの形と材質なのだと思う。

 同じくらいの大きさ形の陶器、磁器、ガラスでできた器(コップでも茶碗でもいい)をお箸などでたたいてみよう。
 硬度、密度の高いのはガラス、次は磁器、一番低いのは陶器。さて、どれが一番響くでしょうか?
 試してみれば、火を見るよりも明らかです。

 さらなる響きを求めて材質の異なるオカリナのアイデアが閃いた。
 試作し、思った通りの結果が出れば、バージョンアップするつもり……。
プロフィール

森秀文

Author:森秀文
多摩美術大学絵画科卒
長く木版画の制作にいそしむ。
1991年頃よりオカリナの制作を独学で始める。
オカリナ演奏を山本千恵子に師事。
ギター演奏を長谷川郁夫に師事。
現在「くじらギター重奏団」メンバー。
ルアー・フライフィッシング、野菜の栽培も行っている。

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