向こうの世界へ誘う音

ハウザー1世コンサート 先週、長谷川郁夫先生の「100年前のドイツギター~名工ハウザー1世を聴く~」という。コンサートが行われた。
 会場に着くとまだ演奏会は始まっていなかったが、先生はすでにギター(ラウテ)をつま弾いておられその音を聞いてびっくりした。
 優しく、どこか遠くへいざなってくれるような、なんとも懐かしい響きなのだ。
 ガット弦(羊の腸から作られた昔ながらの弦)を使い、指頭奏法(爪を使わない奏法)で奏でられる名工ハウザー1世のラウテの音は、先生自身も「音楽の世界に連れてってくれるような音」「弾いていると時間を忘れてしまう楽器」と表現していた。
 この楽器で弾かれたバッハの「無伴奏チェロ組曲第1番」の全曲演奏は圧巻だった。
 ギター用に編曲されたものではなくチェロ用の楽譜をそのまま弾かれたそうである。
 音楽には、確かに目に見えない世界、この世界とは別な世界、形而上と表現されるような世界、またあの世とか彼岸と言われるような、物心つく前に見えていたような世界に誘ってくれる力がある。
 ハウザー1世のような昔の名工は、このような音を知っていたのではないか、と後日長谷川先生は言っておられた。
 改めて、目指すべき音の世界に気付かされたような体験だった。
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No title

森さん、記事ありがとうございます!
今度この楽器でオカリナと演奏しましょうか(^o^)丿

Re: No title

ぜひお願いします。
ラウテにふさわしいオカリナを作って、
台無しにならないよう頑張って練習します。
よろしくお願いします。

プロフィール

森秀文

Author:森秀文
多摩美術大学絵画科卒
長く木版画の制作にいそしむ。
1991年頃よりオカリナの制作を独学で始める。
オカリナ演奏を山本千恵子に師事。
ギター演奏を長谷川郁夫に師事。
現在「くじらギター重奏団」メンバー。
ルアー・フライフィッシング、野菜の栽培も行っている。

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