ジャパン・オカリナ・フェスティバル

 オカリナフェスティバル展示」 ジャパン・オカリナフ・ェスティバル
 ここ10年あまり、ほとんど毎年参加してきた。
 今年は、くじらの黒川さんの伴奏で、「美女と野獣」「紫陽花」の二曲をを演奏した。
 何度もリハーサルにつきあってくれ、遠いところ、ギターを抱えてひとり来てくれた黒川さんには、何とか申し訳が立つ演奏がしたかった。
 結果は……選曲はよかったと思う。でも大きなミスはしなかった、という程度の出来だろうと思う。
 しかし、黒川さんが言うには、楽屋で若い美しい女性から、とてもいい演奏でした、とわざわざ声を掛けられた、とのこと。
 今回も緊張し、演奏を何とか終えることができほっとした。この開放感たるやこのために演奏をしているのではないか、と思うほど。
 しかし、北島康介ではないが「レベル高けえ~」といいたくなるほどの他の出演者の素晴らしい演奏を聞かされると、もっともっと頑張らなければという気持ちになる。
 そして製作面でも本当にいい刺激を沢山いただいた。
 今年の展示はサウザンドリーブスの千葉稔さんとひぐらしオカリナの鈴木のぼるさんに挟まれて、オカリナ談議、楽しい時を過ごすことができた。
 お二人とも素晴らしい演奏を行っていた。
 そして、千葉さんは、お母さんとお兄さんのサポートを受け、本当に家族から愛されているのだろうな、と感じた。
 鈴木さんは様々な人とお知り合いのようで、たくさんの人から声を掛けられていたように思う。
 話しやすく、とても気さくな人柄に人気があるのだろうと思った。

 気がかりだったオカリナフェスティバルが、何とか終わり、本当に気持ちのいい解放感とともに、放心している自分を感じながら、手伝ってくれた妻と帰りにドーナッツとコーヒーを飲む。
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5月森い

 先日21日に立川いったい音楽祭が終了。
 今年も立川の2か所でくじらのメンバーとして演奏することができ、一息ついているところだ。
5月は、春野菜の収穫に夏野菜の植え付け時期が重なり、畑仕事が一年のうちで一番忙しくなる。
 月末にはジャパン・オカリナ・フェスティバルがあり、展示用のオカリナの製作や演奏準備に追われる。
 それに加えて、オカリナフェスティバルの翌日から北海道への釣り遠征が待っており、すべて自作のものを使うことにしているルアーやフライづくりに時間をとられる。
 5月は様々なことが重なり、気持ちに余裕がなくなってくる。寄る年波に体力的にも疲れる。
 ブログを書くのも面倒になってしまう。

 かつて「砂漠でサーモンフィッシング」という映画を見に行ったことがあったが、原題は、「イエメンで鮭釣り」だったと思う。
 今やイエメンは内戦で釣りどころではないだろうが……

 ところで、この映画で、サーモンが餌にするフライのことをハエと訳していた。
 しかし、これは誤訳で、このフライは明らかにフライフィッシングのフライ、つまりメイフライ、5月蠅ではない、蜻蛉(カゲロウ)のことだ。

 「五月蠅い」と書いて「うるさい」と読むらしいが、「5月森い」と書いて「せわしい」とでも読もうか……

若冲展

  5月13日金曜日、上野の都美術館で行われている「若冲展」を観に行った。
 若冲が10年の歳月をかけて描いた傑作「動植綵絵」を一堂に見ることができる、おそらく最初で最後の展覧会ではないか思われる。
 ひどく混んでいるらしいので、前売り券を買って、8時までやっている金曜日の4時頃を選んで行った。この時間帯、今まで混んでいるという展覧会でも意外にすいていた。
 しかし今回は、すごかった。
 待ち時間160分という表示が出ていて4列の行列が美術館を約半周、奏楽堂のあたりで折り返している。
 こんなに並ぶのでは、別の日に出直そうとも考えたが、朝一番に来ても、日を改めても並ぶ時間は変わらないとのこと。
仕方ない、並ぶしかない。
 奏楽堂前まで続く列 美術館前の列
 やっと美術館に入ってもその中でまた列が続く。やっと会場に入って、またびっくりまるで、満員電車の中のような有様なのだ。
 若冲の絵画はすごいの一言でいいだろう。ことに動植綵絵の完成度の高さと緻密さ超絶技巧には驚嘆する。
 しかし、この混雑、人々の話し声、子供を叱る母親の声、立ち止まらず左に動いてくださいという誘導員、体調を崩す人もいるのではないか、人の頭越しに絵を見ることになる。
 芸術作品を鑑賞するには最悪の環境、これでは円形に並べられた、せっかくの動植綵絵の展示も台無しではないか。
 フィレンツェのウフィツィー美術館で入館するのに2時間並んだことがあったが、中に入るとゆったりと展示を見ることができた。入場人数の制限をしているための待ち時間だった。
列のわきにある表示 日本の美術館は、最近ことに人気の展覧会はひどく混んでいる。
 何年もかかって企画し準備した展覧会がその価値を感じられる環境の中で観られるよう、主催者は少し考えるべきではないのか、と思う。
 災害でもないのに体を壊すほどの時間並んで、身動きできないほど会場に詰め込むのはやめるべきだ。
 定員を決め、整理券を配るなり、予約制にするなり、ネット社会の情報網の中なら、何とでもできそうなものなのに、どうしてやらないのだろう。儲かればそれでいいと思っているのだろうか。
 8時45分頃見終わって、ぐったり疲れて出口を出ると、そこにはまだ入場できずに並んでいる人が列を作っていた。
 ……いったい何時までやるつもりなのだろう。
 文句ひとつ言わない人々……。

ズッキーニー

 春の収穫が始まっている。
 いつものように、採りきれない、食べきれない。
種まきを時間差で行えば、いいのだが、次期の作付が待っているので、なかなかうまくいかない。
 小松菜やサニーレタス、カブの間引き菜などの収穫を横目にバジル、コリアンダー、イタリアンパセリ、などの発芽してきた。その隣で、ズッキーニーの開花が始まった。
バジル、 コリアンダー、 イタリアンパセリ
 これら、イタリアンな野菜達は、昔は見たこともなかった。
 野菜の栽培をしていなければ、多分口にしなかったものがあったかもしれない。
 ズッキーニーは、海外からのお土産で種をもらったのが栽培するきっかけになったが、カボチャの一種なので、雄花と雌花ができ、実を若採りする。
 ほっておくとすぐヘチマみたいに大きくなり、キューリみたいに種が入る。大きくなっても食べられるけれど、味は落ちる。
ズッキーニー









 このズッキーニー、どうしたわけか、最初の開花は雌花がでて、雄花がない状態で咲いている。
 受粉しなければ、実はできない。花が咲いているのは1日。
 ということは、この雌花は、けして結実しない。
 雄花は、消耗品で、雌花は子孫を残すために実をつけなければならないのに、なんで雌花だけが先に咲くのだろう。
 自然の摂理に反している。品種改良の過程で不自然なことが起こっているんだろうか。
 それとも何かほかの理由があるのだろうか。
 僕などの考えを超えたなにか理由があるのだろうと思う。
 思えば、神羅万象知らない事ばかり……。

富田 勲

 作曲家富田勲氏が亡くなられた。
 シンシセイザーを使った「月の光」が世に出た時、僕もこのレコードを買った。
 電子音楽の新鮮な響に驚くと共に音楽の未来に大きな可能性を感じたものだ。
 このレコードが発売される何年か前、テレビでシンセサイザーが紹介されていたのを覚えている。オーケストラの前に設えられた大掛かりな機械の中から、いかにも電子合成音的な音が奏でられていた。
 将来は、従来の楽器に代わって演奏されるかもしれない、という説明とともに、けして今までの楽器ががなくなるわけではない、という解説も覚えている。
 シンセサイザーについて、富田勲はこの頃、作曲家も画家や彫刻家と同じように音楽を作ることができるようになった、と言っていた。つまり、自分の手で、演奏家を経ずに、好きな音色の音を作り出すことができるようになった、ということだ。
 音楽の場合楽器製作者と演奏家によってしか音を創り出すことができなかったのだから、画家や、彫刻家のように、すべてを自分の手で作りたい、という欲求はよく理解できた。
 その後、シンセサイザー奏者として、喜多郎が登場する。彼の彼方から降りそそいでくるような響きも好きになり、そのころ出たレコードはほとんど買ったと思う。
 ほどなくして、NHKの「シルクロード」で、大ブレーク、シンセサイザーはごく身近なものになったように思う。
 それから、「シルクロード」の後続番組の「大黄河」で、宗次朗がオカリナで登場するのだが、この楽器はまるで、シンセサイザーのような響きをしている、と思った。
 宗次朗はオカリナを自分の手によって作り、オリジナルの曲を演奏している。そして、天から降ってくるような響き……。シンセサセイザーとの共通点がオカリナはあったのだと、いまさらながら気づく。
 しかし、今はデジタルの音楽には、限界があると思っている。
 いい響きの音には多分夾雑音が少し混じっていて、シンセサイザーの純粋な音はつまらなく聞こえるのかもしれないと思う。だからといって、正確に音をサンプリングしても本物の生音には遠くおよばない。      
 どんなにドットを小さくしても点の集合体は線ではなく、面にもならい。それはあくまで、点なのだ。
 人間の感覚はその違いを感じとってしまう。
 オカリナの響きに魅せられ、今日も理想の音を求めて土をこねている。
 泥の中から咲く蓮の華のように音を創り出す……。
プロフィール

森秀文

Author:森秀文
多摩美術大学絵画科卒
長く木版画の制作にいそしむ。
1991年頃よりオカリナの制作を独学で始める。
オカリナ演奏を山本千恵子に師事。
ギター演奏を長谷川郁夫に師事。
現在「くじらギター重奏団」メンバー。
ルアー・フライフィッシング、野菜の栽培も行っている。

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