朱鞠内湖 幻のイトウ

 ジャパン・オカリナ・フェスティバルの翌日早朝、北海道朱鞠内湖に向かう。
 幻の魚といわれているイトウを釣るためである。
朱鞠内湖  2朱鞠内湖
 羽田から、空路千歳、札幌、旭川を経て、士別の駅に着いたのは、午後1時37分。すでに朱鞠内湖に入っている、サーモンフィッシングでいつもお世話になっているSさんが迎えに来てくれた。
 士別の駅から1時間足らず、朱鞠内湖に着き、10年以上ここに通っているSさんにポイントを案内してもらい、湖畔の宿「レイクハウスしゅまりない」に入ったあと、キャンプ場で、竿を出す。
千島桜  カタクリ
 朱鞠内湖は、フィンランドのフィヨルド(行ったことはないが)みたいな素晴らしい風景が広がっている。
 千島桜が見ごろをむかえ、いたるところにカタクリや、様々な花が咲き、雪の残る沢には、水芭蕉が花を開いていた。
 こんな美しい景色は見たことがない、と思わず口にしてしまうほど。
 5泊6日、毎日朝3時起床、午後7時まで、食事時間と休息はとったものの、キャストを続けた。
 3日目、浮島という島にに渡船してもらい、40㎝くらいのアメマスを足元までよせて、バラした。
水芭蕉  早朝渡船
 冗談みたいに20センチくらいの鮒や、ウグイが、スレでかかったが、6日間を通して、結局釣果らしい釣果はこれのみ。
 目の前を1m近いイトウが悠然と泳ぐのを何度も目にし、ドボンという跳ねる姿を見たりした。
 そして宿に帰ってきた人たちからは、イトウの釣果報告を毎日聞かされた。
 Sさんはさすが、見事に63㎝のイトウを釣り上げた。
 しかし、僕には、イトウは幻のままで終わってしまった。
鮒  ウグイ
 来てすぐに釣り上げる人もいれば、10年通ってやっと釣り上げた人もいるとのこと。
 自分の釣りに対して、結構いい線行っている、といわば思いあがっていた鼻をへし折られ、オリジナルのタックル、ばかリ追及しすぎているのでは、と反省。
 もっとシンプルに謙虚に釣りをすべきだと思った。
Sさんは、単に運がなかっただけだ、と慰めてはくれたのだが……。
スポンサーサイト

多摩川の春の風物詩マルタウグイ

‘18年3月26日
 今年もマルタの季節がやってきた。
 先週、桜の開花を誘う好天気から寒の戻りのあった曇りの日に、今年初めて多摩川に行ったのだが、その日は、魚の姿はどこにも見当たらなかった。
 先週はたくさんいたんだけれど、と同じようにマルタ釣りに来たフライマンは言っていた。
 昨年とすっかり川相が変わってしまい、どこがポイントなのか、全くわからなかったが、魚がつく場所は分かった。
 そして、桜が満開の今日、多摩川に、6時頃到着。
 ポイントには誰もいない。ウグイ
 川が、魚影で黒くなるほど魚が群れている。浅瀬ではペアリングが始まり、水しぶきをあげている。
 はやる気持ちを抑えつつ、竿を出す。
 しかし、たくさん魚がいるというのになかなかかからない。
 何とか最初にかかったのは、マルタウグイではなく婚姻色の美しいウグイ。  マルタウグイ
 最初のうちは、ぽつぽつと口にかかるマルタウグイとウグイが交互に釣れていたが、スレでばかり釣れるようになった。
 結局12時半頃30匹を釣ったので、納竿した。30匹のうちウグイが14匹。こんなにウグイを釣ったのは初めて。
 隣でウグイを釣り上げた人は、水中カメラでウグイのアップを撮影し、婚姻色の美しい映像を見せてくれた。
 ウグイの婚姻色はきれいだね、まるでエル・ドラドみたいだと話していた。この間のNHKの番組「怪魚釣行」をこの人も見たのかな、と思う。
 管理釣り場の尻尾の丸くなった魚ばかり見ていると、ヒレピンピンの婚姻色をはなつ魚を見ているとほんとに新鮮だ。
 10時ころまでは、河原には誰もいなかった。かつて死の川と言われた多摩川だが、今、都会の川とは思えないほど水は澄んでいる。魚はあふれている。こんな環境を独り占めできる贅沢。
 だが、思ったようには釣れない…。
 毎年のことだが、口を使ってくれないのだ。今年は、BSの釣りで、フライを魚の鼻先に送り込むことができるので、口にちゃんとかかるだろうと思ったが、昨年までと変わらない。
 フライのサイズが大きすぎるのだろうか。今思いつく対策はそれくらいかな……。
 誰かいい対策を教えてくれないかな、と思う。
 また多摩川に行こうと思う。今度は、口にかかった魚が沢山みられるといい。

秋川湖 ボトムスキャン

にぎわう秋川湖  今年は、釣りに行こうとすると天気に恵まれない。忠類川もそうだった。
 台風が通り過ぎて、10月25日、忠類川で同行させていただいたMさんと秋川湖へ行く予定だったのだが、弱雨の天気予報が、朝から本降り、急きょ中止。
 それで、2日後の今日、27日秋川湖へ電車とバスと送迎の車を乗り継いで、11時から5時までひとりで釣行。
 今日は快晴、釣りにはどうだかわからないが、気持ちいい。
 ウイークデーだというのに、たくさんの人が来ていた。台風とその後の悪天候で来られなかった人が来たのだろうと思う。
 貸しネットをあてにしていたら、全部出払ってない。
 午前で帰る人がいたので、何とか使えたけれど…。

 秋川湖には、バックスペースを十分にとってある「フライ優先エリア」がある。ルアーの人は、フライの人を優先するように看板が出ている。
 こんなに混んでいるのだからフライの人ばかり……ルアーの人の方が多いじゃないか!
 健常と思しき若者が多く座っている電車の優先席と同じようなもの。
 フライやりますからどいてくださいとはとても言えない。そっと割り込ませてもらった。

コンディションのいいニジマス38㎝ 今回の主な目的は>BS(ボトムスキャン)の釣りを試してみること。
( BSについてはループトゥループのHPKNOWLIDGEや杉坂研治さんのHPを参照)
 この釣り方は、重い(沈む)ラインかオモリをつけたラインの先に浮力のあるフライをつけて、ラインを着底させてから引いてくる、という方法。
 最大の魅力は沈んだラインの先から出ているハリス(リーダー、ピペット)の先に浮力のあるフライがあるので、ハリスの長さによって底からのフライの距離が保たれる。つまりレンジ(棚)をキープできるといということ。
 浮をつけて水面からフライをつるしてもレンジキープはできる。
 しかし、ぶら下がり状態、立った姿勢のフライには、魚はほとんど口を使わない。
 魚が主にフライにアタックするのは、沈下している時である。するとあるレンジを泳いでいる魚の目に留まる、あるいはの鼻先をフライが通過するチャンスは極めて少なくなる。
 沈下していくフライを追いかけるほど活性がいい時にはこれでもいいのだが、底の方に定位しているような場合には、そのレンジをフライが少しずつゆっくりと移動していく方が釣れるチャンスは多くなる。
 
 今回初めてこの釣り方をやってみた。
 6番のスイッチロッド、スカジットライン(フローティング)の先にシンクティップ(クイックダイバー)をつけたラインシステム。これは、 忠類川サーモンフィッシングのラインシステムと同じものだ。
 しかしフライラインは今回やってみて、やはりシンキングラインの方がやりやすいかもしれない、と思った。
BS用フライ
 フライは、主にフライフォーム(HVAスポンジ)をフローターに使い、鹿皮を使ったオリジナルフライ、「とんがりくんF」と杉坂研治さんのフライを参考にしたエッグヤーンや、犬の毛、百均で買った羊毛などを使ったストリーマー風のもの。
 浮力がなければ、この釣りは全くできなくなるが、フローターの量とフック、マテリアルのバランスが重要になってくる。大きすぎるとシルエットがおかしくなる、小さすぎると沈んでしまうのだ。
 最初は浮かんでいても時間がたってマテリアルに水がしみ込んでくると沈む場合もあった。
 また、なぜか釣れてくる魚が、フライを飲み込んでいて、フックを外す際にフローターをつぶしてしまうということが度々あった。
 今回の釣果は12匹(40㎝近い魚が多く、ほとんどが30cm後半コンデションはすこぶるよく曳きもよかった。)だったので、よく釣れるかどうかはわからなかったが、活性のあまりよくない中で、釣れることは分かった。
 この釣りは、主に湖などの止水で使われるらしいのだが、僕は、忠類川や、多摩川のマルタウグイ釣りで、この方法を使おうと思っている。
 理由は、ベタ底ではこれらの釣りはできない。川底20㎝魚の鼻先にフライを通すにはこの方法がベストではないか、と思うからだ。
 来年の多摩川が楽しみだ。

忠類川サーモンフィッシング

尻尾がなくなりかけているカラフトマス 今年も北海道の忠類川へサーモンフィッシングに行った。
 昨年は台風がかつてないほど幾つも北海道に上陸し、釣行を断念せざるを得なかった。
 今年こそは、と楽しみにしつつ解禁日からの情報を見ていたが魚の遡上が極端に少ない。
 9月になって、8月はさっぱりだったカラフトマス、鮭共に少しずつ釣れるようになった。
 釣行初日(9月10日)、終了前の1時間弱竿を出したが、魚の姿を見ることはできなかった。
 次の日地元のYさんやOさんに付き添われて同行のMさん、こちらに長期滞在しているSさんと共に魚が溜まっているポイントに行き。僕はカラフトマス13匹、鮭を1匹釣ることができた。
 ただほとんどの魚が産卵中で、なかには産卵床を作りで尻尾がほとんどなくなっている雌もいた。
 背中や鰭が傷つき白くなっているものもあり、痛々しい。

ほとんどホチャレの鮭67㎝ サーモンは、産卵行動に入ると捕食しない。
 群れを見つけて鼻先にフライを流し込むと、そのフライを攻撃するために噛みつくので釣れる。
 しかし、鼻先を通過しなかったフライはそのまま体に当たる。当たってもこのような魚は逃げないのでスレ掛かりする。
 釣れる魚のほとんどが、スレ掛かりしたホッチャレ(産卵の終わった魚)寸前という魚だった。
 
 午後になりMさんと二人だけで釣りをした。
 広い河原に二人だけ、熊を恐れてMさんは頻繁に熊鈴を鳴らす。
 午前中元気のいい雌の鮭を思わずバラしてしまい悔しがっていたMさんだが、僕よりも沢山の魚を釣ったものの、元気のない魚を引っ掛けて釣るような釣りに釈然としないようだった。
 そして、かつて釣ったような、遡上中の元気な魚を釣りたい、と言う。
 僕も同感。

 この日まだ元気な腹の大きな雌のカラフトマスが釣れたのでキープ、義母に送った。
 卵が入ってなかったらごめんなさいと連絡していたのだが、250gのイクラが採れたという。
 一応面目は立った。

 次の日から雨、川止めになり、5泊6日の滞在中釣りになったのはこの日だけだった。
 一昨年のような逆転サヨナラホームランはなかった。

 数年前から魚の遡上が極端に少なくなった。
 天気にも恵まれない。
 地球温暖化による異常気象が原因なのかも知れない。
 どこの海でも川でも魚が少なくなったのを実感する。
 今の子供達が僕達の年齢になる頃、「おじいちゃんが子供頃にはこの川で鮭が釣れたんだよ」と言うことになるかも知れない。

 東京へ帰る日、ミサイルが発射されテレビは大騒ぎ。
 人類を滅ぼし、地球を壊してしまうような愚かなことにならないように……。

60㎝スレがかりブラウン

桜 ここ3年この時期に長野県犀川のC&R区間へ、サーモンフィッシングを教えていただいたSさんと大物のトラウトを狙いに行っている。
 今年も4月24日から26日までS荘の別館の格安のカメムシのいる部屋に泊まり釣りを楽しんだ。
 東京では散ってしまった桜がこちらではまだ散りかけたばかりでほとんど満開。24日と25日はよく晴れ、日中は暑くシャツ1枚で過ごせるほど。
 1日目の夕方、昨年も一昨年も釣れたポイントでヒット。
 強烈なひき。ラインが出てゆくばかりで、止まらない。やっと止まっても動かない。60㎝ブラウントラウト
 大物だということは分かったが、尋常ではない。おそらくスレがかりではないか、と思う。
 少しずつ下流にこちらが近づきながらラインを慎重に巻きとって行くと、魚の姿を見たSさんがやっぱりスレだという。
 そのうち尻鰭を見せて潜ろうとしている魚の姿が見える。
 下流へ逃れようとする魚を追って川岸を下りやっとの思いで岸まで寄せて、Sさんにネットで取り込んでもらった。
 60㎝のブラウントラウト。いささか疲れたが、喜びもひとしお。
 ゆっくりと水の中に戻しリリースした。
 その後しばらくしてまた同じくらいの大きさの魚がヒットした。今度は、口にかかっているようで何度かの出し入れの後、足元近くに寄せ、ネットを出そうと思ったらバレてしまった。
 この日は、これで終了次の日、早朝同じポイントで6時半頃47㎝のニジマスを釣ることができた。
 その後様々なポイントで釣りをしたが、ノーヒット。
 3日目の26日は、朝食後雨が降り出し、そのまま竿を出さずに帰ることにした。   
 47㎝ニジマス 結局Sさんは釣れないまま帰ることになった。
 自然相手の遊びなので仕方がないが、やはり厳しいものだ。
 しかし、いつ釣れるかわからない、釣れないかもしれないと思う中で射止めた喜びは、比べようのない格別のものだ。  
プロフィール

森秀文

Author:森秀文
多摩美術大学絵画科卒
長く木版画の制作にいそしむ。
1991年頃よりオカリナの制作を独学で始める。
オカリナ演奏を山本千恵子に師事。
ギター演奏を長谷川郁夫に師事。
現在「くじらギター重奏団」メンバー。
ルアー・フライフィッシング、野菜の栽培も行っている。

カレンダー
05 | 2018/06 | 07
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
検索フォーム
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
カウンター
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる